三年物の「レモン塩」を炒ってみたら美味だった。
母が三年前に作ったきり、誰も手をつけなかった「レモン塩」。
それは塩をレモン汁に漬け、半永久的に保存しつつ、熟成してゆく味の過程を楽しむもの・・・というものだった気がするのだが。
「辛っ!!」
そう、辛すぎたのである。
とにかくほんの少量でも辛い、しかも苦い。
まったく食せたものではない。
というわけで、やむなく小さなタッパーは冷蔵庫の奥へと追いやられることになった。
しかし本日、ついに母がこれをフライパンで炒めた。
なるほど食べられなければ元に戻してしまえ作戦である。
「なにこれ、おいしいやん」
この際、レモンの風味など微塵もしないことは脇においておこう。
とにかく調味料として復活した「レモン塩」である。
ポテトにつけても美味。
肉、野菜につけても美味。
スープに入れても美味。
これには生姜が入っている。体もぽかぽか、いい感じ。
生姜はこのくらい磨る。
スープは野菜の出汁をとったもの。
これが本当に体に良い。デトックスにもなる。
最後に、母がちょっと目を離した隙に黒焦げになった塩・・・。
母「ちょっと苦いねん」
そりゃそうだろ。
見るからにやばそうだろ。
という感じで、我が家は相変わらず平和にやっている。
お籠もり自粛生活はこうして続いてゆく。
それでは、また明日。