お好み焼きは母の味。
ソースも、マヨネーズも、特にこだわりはない。
なのにいつどんな時に作っても「母の味」になる。
おいしく焼くコツは、必ず鉄板で焼くことだと思う。
テフロンのフライパンは油をひかなくても生地がくっつかず便利だが、どうしても熱の伝導率が悪く、中火にすると水分がいつまでも蒸発しない。
結果、パサパサになってしまう。
豚玉である。
材料はどこにでも乗っているレシピのものだ。
そこに隠し味があるとすれば、おそらく長芋をすり下ろしたもの・・・とかかなーと想像する。
確かにあれを入れると生地がふんわりするから。
でも、なくても鉄板の焼き方でとても美味しくなる。
茹でたフィジリ。塩コショウで下味をつけておくことで、ソースと絡めたときに「味がない」現象を阻止できる。
母のトマトソース。
玉ねぎ、茄子、豚肉、ニンニク、ショウガを炒めている。
母のソースは、その時の材料によって違う味になる。
時に失敗することもあったが、もう何十年も作っているので、
今ではどんな応用も利かせられる。
そして必ず、絶妙に美味しい。
いつもの鶏の胸肉。
とても大切なたんぱく質。塩コショウで焼くだけだが、美味い。
ジャンルがバラバラの居酒屋みたいなメニューだった。
そんな日もある、そしてそれが、ちょっと楽しい。
毎日毎日コロナ報道で、それ以外の大切なことが有耶無耶になっている気がする・・・。
イライラせずに過ごすために、他の事にも目を向ける努力をしたいと思う。
それでは、また明日。