「肉じゃが」は作ってもらう方が何倍も美味い。
作るのは手間なのに、食べるのは一瞬。
手順はいたって単純なのに、じゃがいも剥くのが地味に面倒。
それが「肉じゃが」ではなかろうか。
一昔前、未婚男性が未来のお嫁さんにリクエストしたい料理ナンバーワンだったことは、私の記憶にまだ新しい。
それから時が経ち、日本人の食生活が西洋ナイズされるにつれて、
ハンバーグあたりがのし上がってきたことも記憶にしかりだ。
幼いこどもに至っては、ハンバーガーが一番好き、
なんて声も少なからず聞こえてくる。
それが世の流れ・・・というか、日本の流れなんだろうな、
と冷静に受け止めちゃいけない。
身体に入ってくるもののなかに、どんな悪質な細胞が紛れているか分からないから。
できるだけ手作りにこだわった食生活をしていると、
加工された食品を鼻に近づけただけで嗅ぎ分けられるようになる。
たとえばペットのウサギに、市販の菓子パンの匂いを嗅がせると、
ものすごく嫌そうに顔をそむける(彼女はいま天国だ)。
それと同じことを、自分もできるようになるのだ。
私たちは勘違いしている。
人間は本来みんな、自分に必要な食べ物を選別する能力を持っているのに、医学や化学の情報を信頼しすぎて、自分の感覚をないがしろにしがちだ。
その感覚を取り戻すことは難しくない。
とは言え、私も時々は加工食品を取り入れる。
忙しくて時間がないとき、便利を選ぶ方がストレス解消になるからだ。
けれど、毎日が加工食品だと体も精神も疲弊してしまう・・・現代社会ではなかなか難しいことだけれど、でも、できるだけ「体に良い食物」を取り入れよう。
話が逸れてしまったが、要するに言いたいことは、
誰かに作ってもらう「肉じゃが」は最高に美味しいということ。
じゃがいも、ほくほく。人参も甘い。お肉も柔らかい。
出汁の味が染み込んで、本当においしい。
言ってるそばから加工食品。
たくさんはダメだけど、少しならOKと自分に許している。
手づくり7、お惣菜3くらいが、ちょうどよいのではなかろうか。
お味噌汁をつけて完成。
はあ、本当に日記だなこれは。
紙に書くとデスノートみたいになるのに、
ブログは不思議だな、内面のポジティブを引き出してくれる。
みんながやる理由が、少し分かってきた・・・。
それでは、また明日。