まるちゃん料理帖

暮らしの中に、おいしい一品を届けます。

おいしいご飯が食べられることは、当たり前のことじゃないんだね。

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食卓を囲っていると、ふと世間のことを忘れてしまう。

 

私「今日はお惣菜買ってきたん?」

母「うん、安かったから。このクリームコロッケおいしいで」

私「ほんまやなあ」

 

そんな会話が当たり前で、そんな自分が幸せなのだと、

普段はまったく気づかずに愚痴や不満ばかりこぼしていた。

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母「あつっ、さすがに熱いわ」

私「ちょっと冷めてから切ったら~?」

母「そやな」と言いつつ最後まで切ってしまう。

 

こんな風に、温かい食事を作ってくれて、大切な家族と一緒にいられることは当たり前のことじゃないんだ。

 

奇跡はそばにあるとか、よく映画のセリフなんかであるけれど、

そんなのあるわけないと否定していたのは、

自分が当事者だと気づいていなかったからなんだな。

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鰹のタタキに生姜をたっぷり乗せる母。

 

母「生姜は肺にいいからな」

 

と毎日、料理に使う。

ありがたい・・・という言葉は「有り難い」と書くように、

普通の日常が”有り難い”この瞬間に、私は全力で感謝しよう。

 

そういえば普段はまったく考えもしないのに、

昨晩、眠るとき、この体がどこも痛くないのは奇跡だな・・・

と感じたことを、ここにメモしておく。

 

それでは、また明日。