まるちゃん料理帖

暮らしの中に、おいしい一品を届けます。

今日こそカレーの日。

f:id:ones-food:20200423212533j:plain

私「今日はカレーやんな?」

 

つい朝から開口一番、母に投げかけた次第である。

というのも一昨日から”カレーの日”がたらい回し状態であり、

タケノコや鱧天などに主役の座を奪われていたからだ。

 

母「うん、ミンチがあるから、そうして」

 

しかしその言葉に若干の疑いをもっていると、母がさっさと玉ねぎを切り始めた。おお、この時がようやくきたか・・・私はスパイスの用意をする。

 

ちなみに作り方はこちら。

hot-food.hatenadiary.jp

かなりざっくり紹介している。ご興味がある方は是非。

f:id:ones-food:20200423212631j:plain

写真に写っている瓶の中には、生姜が入れてある。

こうして水に漬け、冷蔵庫に入れておくと、わりと長持ちするらしい。

f:id:ones-food:20200423212636j:plain

ふと見るとコンロが掃除されていた。

 

父「ほら、きれいやろ~、ピッカピカやで!」

私「あ、うん、ありがとう」

 

妙に自慢げな父を尻目に、さっそくコンロを汚す私である。

f:id:ones-food:20200423212556j:plain

油がスパイスを弾いて、指にかかる。熱い。

f:id:ones-food:20200423212555j:plain

だいたいこんくらいかなー、と玉ねぎを炒めていたその時、

 

父「うわっ! 岡江久美子さん、亡くなったんやて・・・」

母「ええ!?」

私「はあ?!」

 

時が止まった瞬間であった。

岡江さんはテレビでよく見かけていた人・・・それ以上に、なんだかとっても親近感を抱かせてくれる人だった。

 

スマホで速報をキャッチした父も、そばにいた母も、玉ねぎを炒めていた私も、お互いの顔を見合わせていた。

f:id:ones-food:20200423212538j:plain

夕刻、仕事から帰ってきた姉が、

 

姉「ちょっと!虹でてるで、虹!」

 

雨でもないのに不思議なことである。

私たちは全員、ベランダにでた。

 

私「うわあ、きれいやなあ」

母「え、どこ?」

私「お母さん、そっちじゃないで、こっち」

母「あ、ほんま(笑)」

父「どこやねん?」←めっちゃキョロキョロする。

私「いや、だから・・・」

 

虹はすぐ消えたが、本当に美しかった。

f:id:ones-food:20200423212525j:plain

その晩、カレーを食べながら話題はひとしきりコロナである。

f:id:ones-food:20200423212530j:plain

母が追加で作ってくれた煮物。

 

私「またワラビとってきたん?」

母「うん、そうやで」

 

当分、このワラビは続きそうだ。

f:id:ones-food:20200423212536j:plain

いつもの大根菜。醤油だけでも、マヨネーズと和えても美味しい。

 

さて、明日はいよいよ週末である。

栄養たっぷりのゴハンを作って挑みたい。

それでは、また明日。