今日こそカレーの日。
私「今日はカレーやんな?」
つい朝から開口一番、母に投げかけた次第である。
というのも一昨日から”カレーの日”がたらい回し状態であり、
タケノコや鱧天などに主役の座を奪われていたからだ。
母「うん、ミンチがあるから、そうして」
しかしその言葉に若干の疑いをもっていると、母がさっさと玉ねぎを切り始めた。おお、この時がようやくきたか・・・私はスパイスの用意をする。
ちなみに作り方はこちら。
かなりざっくり紹介している。ご興味がある方は是非。
写真に写っている瓶の中には、生姜が入れてある。
こうして水に漬け、冷蔵庫に入れておくと、わりと長持ちするらしい。
ふと見るとコンロが掃除されていた。
父「ほら、きれいやろ~、ピッカピカやで!」
私「あ、うん、ありがとう」
妙に自慢げな父を尻目に、さっそくコンロを汚す私である。
油がスパイスを弾いて、指にかかる。熱い。
だいたいこんくらいかなー、と玉ねぎを炒めていたその時、
父「うわっ! 岡江久美子さん、亡くなったんやて・・・」
母「ええ!?」
私「はあ?!」
時が止まった瞬間であった。
岡江さんはテレビでよく見かけていた人・・・それ以上に、なんだかとっても親近感を抱かせてくれる人だった。
スマホで速報をキャッチした父も、そばにいた母も、玉ねぎを炒めていた私も、お互いの顔を見合わせていた。
夕刻、仕事から帰ってきた姉が、
姉「ちょっと!虹でてるで、虹!」
雨でもないのに不思議なことである。
私たちは全員、ベランダにでた。
私「うわあ、きれいやなあ」
母「え、どこ?」
私「お母さん、そっちじゃないで、こっち」
母「あ、ほんま(笑)」
父「どこやねん?」←めっちゃキョロキョロする。
私「いや、だから・・・」
虹はすぐ消えたが、本当に美しかった。
その晩、カレーを食べながら話題はひとしきりコロナである。
母が追加で作ってくれた煮物。
私「またワラビとってきたん?」
母「うん、そうやで」
当分、このワラビは続きそうだ。
いつもの大根菜。醤油だけでも、マヨネーズと和えても美味しい。
さて、明日はいよいよ週末である。
栄養たっぷりのゴハンを作って挑みたい。
それでは、また明日。