今日の晩御飯と、煩悩の春。
唐突だが、私には煩悩を消したいと願う季節がある。
風が生あたたかくなり、草木が青々と生い茂る時・・・。
生物が芽吹く香り、鳥のさえずりがいつもより大きく聞こえると、
それはもう病気の訪れを告げる恐ろしい煩悩のゴングである。
言わずもがな、恋(がしたい)病とかいうやつだ。
パラサイト独身である私にとっては、厄介な感情である。
普段、一人がお気楽でたまらない身であるのに、
この時期だけは仲睦まじいスズメにさえ嫉妬を抱く馬鹿になる。
けれどいっそ馬鹿になりきれるなら、なってみたい。
それが叶わぬ昨今の騒ぎである・・・まさしく、
病が治まる気配を見せない。
政府のよく分からん措置に、
いちいちため息を吐いていてもしょうがないので、
今日も平常運転でご飯をつくる。
これは豚バラ、ごぼう、生姜、を甘辛く炒めたもの。
食べだすと止まらない。癖になる味。
安かったカツオのたたき。すった生姜を必ずつけて食べる。
酢醤油でいただく。美味。
鶏の胸肉をグリルで焼き、適当な大きさに切って味付け。
にんじんのディップはオリーブオイルと塩で炒めたもの。
そこに生姜と葱を加えて混ぜるだけ。
母のオリジナル料理。さっぱりしていて、胃にもたれない。
大根の葉っぱのおひたし。ざく切りにして、ゴマを振って食べる。
忘れてはいけない、おにぎり。
肌寒い日がまだ続く。
体調を崩さないように注意。
それでは、また明日。